15 4月

「間伐された木の姿から人間関係を学ぶ」

私は、最近、私を可愛がって下さる方から山林の間伐を森林組合に頼んだと聞いた。
斬り倒された木が樹齢何十年か、何百年か、切り口の年輪を観ればわかるが、その斬り倒された細い木から大木までが山林の中に散乱している光景を観た。木が大好物の生き物の栄養素にもなるだろう。その反面、当然、そのまま放置すれば、朽ち果てて自然の大地にかえっていくだろう。残された大木には誰の所有する山林か解るように白いペンキで大きくカタカナで「モ」と書いてあった。
木と木の間に適度な距離感が、つまり、隙間がないと太陽の光が差し込まないから、樹齢何十年~何百年の大木には育たない。
私は、この話を聴きながら、次のようなことに思いを巡らしていた。
人間は何百年も生きられないが、人間関係もそうだなぁ~と。人間関係が近すぎて距離感(隙間)なくなると、お互いの心に余裕がなくなる時がある。そして、心から光が消える。いつまでも「心に光」を…。一点の光に祈りを込める